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ゲティ家の身代金 5月25日(金)全国ロードショー

    INTRODUCTION

    非情な誘拐犯、
    そして冷酷な大富豪と戦う、
    一人の母―

    1973年、日本を始め世界中を震撼させた誘拐事件があった。人質は【世界一の大富豪】であるアメリカ人石油王ジャン・ポール・ゲティの孫、ジョン・ポール・ゲティ三世。犯人はイタリア最大の犯罪組織。1,700万ドル(約50億円)という破格の身代金もさることながら、50億ドル(1.4兆円)の資産を持つゲティが身代金の支払いを拒否したことでも有名で、日本の新聞、週刊誌でも大きく報道された。しかしこの事件の裏側で、誘拐犯と身代金を拒むゲティの間で戦い続けた人質の母親がいたことはあまり知られていない。離婚で一族を離れていた“一般家庭の母”は、いかに2つの強敵に立ち向かったのか―

    お蔵入りの危機から
    史上空前の大逆転劇!!

    2017年11月、ジャン・ポール・ゲティ役のケビン・スペイシーが突如降板。映画は既に完成、全米公開は1か月後だったが御年80歳の巨匠リドリー・スコットは即座に決断した。「再撮影だ。」 数日後にはアカデミー賞®俳優C・プラマーの出演が決まり、1週間後には撮影を開始、その2週間後には映画を完成させる。お蔵入りも危惧された状況をこの短期間で乗り越え、アカデミー賞®(助演男優賞)、ゴールデン・グローブ賞(監督賞、主演女優賞、助演男優賞)、英国アカデミー賞(助演男優賞)でノミネートされるという、史上空前の快挙を果たすこととなる。プラマーはアカデミー賞®演技部門ノミネートの歴代最高齢記録を更新した。

    場面写真

    STORY

    “世界中のすべての金を手にした”といわれる大富豪ゲティ。孫ポールが誘拐され1700万ドルという破格の身代金を要求されたゲティは、支払いを断固拒否。彼は大富豪であると同時に稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家を離れていたポールの母ゲイルに支払いは不可能。息子を救い出すため、ゲイルは事あるごとに脅迫してくる犯人だけでなく、断固として支払いを拒否する【世界一の大富豪】とも戦うことになる。警察に狂言誘拐を疑われ、マスコミに追い回され、疲弊していくゲイル。一方、一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身に危険が迫っていた・・・。

    息子を助けたい母の決断は―

    CAST

    • ミシェル・ウィリアムズ(人質ポールの母 アビゲイル・ハリス)
    • クリストファー・プラマー(石油王 ジャン・ポール・ゲティ)
    ミシェル・ウィリアムズ(人質ポールの母 アビゲイル・ハリス)

    ミシェル・ウィリアムズ(人質ポールの母 アビゲイル・ハリス)

    1980年9月9日生まれ。9歳から演技を学び、”Lassie”(1994)で映画デビュー。その後TVドラマで人気を博し、『ブルーバレンタイン』(2010)、『マリリン 7日間の恋』(2011)でアカデミー賞®主演女優賞に、『ブロークバック・マウンテン』(2005)、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)でアカデミー賞®で助演女優賞、ノミネートされる。本作ではゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされ、名実ともにハリウッドを代表する女優となる。『ブロークバック・マウンテン』で共演した故ヒース・レジャーとの間に娘が一人いる。『ワンダーストラック』(2017)、『グレイテスト・ショーマン』(2017)と新作が立て続けに公開する他、『スパイダーマン』のスピンオフ映画である『ヴェノム』(12月公開)が控えている。

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    クリストファー・プラマー(石油王 ジャン・ポール・ゲティ)

    クリストファー・プラマー(石油王 ジャン・ポール・ゲティ)

    1929年12月13日生まれ。1953年にブロードウェイの舞台に立ち、その後ロンドンで活躍。再びブロードウェイに戻った後「シラノ」(1973)でトニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞。映画には1958年から出演を始め、『サウンド・オブ・ミュージック(1965)』のゲオルク・トラップ大佐、『空軍大戦略』(1969)のコリン・ハーベイ少佐などで当たり役を得る。『終着駅 トルストイ最後の旅』(2009)でアカデミー賞®助演男優賞ノミネート、『人生はビギナーズ』(2011)でアカデミー賞®助演男優賞を受賞。本作ではアカデミー賞®の他、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞でも助演男優賞にノミネートされる。その他の出演作に『カールじいさんの空飛ぶ家』、『Dr.パルナサスの鏡』(いずれも2009)などがある。

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    マーク・ウォールバーグ(元CIAの人質交渉人 フレッチャー・チェイス)

    マーク・ウォールバーグ(元CIAの人質交渉人 フレッチャー・チェイス)

    1971年6月5日生まれ。ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックのメンバーである兄ドニーのプロデュースで、ラップバンドのマーキー・マーク!ザ・ファンキー・バンチの一員としてデビューし2枚のアルバムをヒットさせる。1994年に映画デビュー後、『ディパーテッド』(2006)では、アカデミー賞®とゴールデン・グローブ賞の助演男優賞にノミネートされた。2017年には「最も稼いだ俳優」1位を獲得するなど、ブロックバスターの出演も多数あり、『トランスフォーマー』シリーズ(2014、2017)や『テッド』シリーズ(2012、2015)などが有名。

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    ロマン・デュリス(犯人グループのリーダー チンクアンタ)

    ロマン・デュリス(犯人グループのリーダー チンクアンタ)

    1974年5月28日生まれのフランス人俳優。街中でスカウトされ、セドウィック・クラピッシュ監督の『青春シンドローム』(1994)でデビュー。その後、同監督作品の常連となる。その他、日本でもヒットを記録した『猫が行方不明』(1996)、ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ共演の『ドーベルマン』(1997)、『スパニッシュ・アパートメント』(2002)、アルセーヌ・ルパンを演じた『ルパン』(2004)、『タイピスト!』(2012)などがある。

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    チャーリー・プラマー(人質ジョン・ポール・ゲティ三世)

    チャーリー・プラマー(人質ジョン・ポール・ゲティ三世)

    1999年5月24日生まれ。プロデューサーの父と女優の母の間に生まれる。2011年、HBOのTVシリーズ「ボードウォーク・エンパイア」でデビューし、シーズン2~4に出演した。その後、”King Jack”(2015)で映画デビューし、2017年にはリチャード・ギア、ローラー・リニーらと共演した”The Dinner”、そして本作とメジャー作品への出演を果たす。次回作はマリサ・トメイ共演の”Behold My Heart”。

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    ティモシー・ハットン(ゲティの秘書 オズワルド・ヒンジ)

    ティモシー・ハットン(ゲティの秘書 オズワルド・ヒンジ)

    1960年8月16日生まれ。10代で俳優業を始め、映画デビュー作の『普通の人々』(1980)でスターとなる。同作でアカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞の助演男優賞を受賞。その他、『タップス』(1981)、『フレンチ・キス』(1995)、『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』(1999)、『シークレット・ウィンドウ』(2004)、『イレイザー』(2006)、『ゴーストライター』(2010)などがある。

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    STAFF

    リドリー・スコット(監督/プロデュース)

    リドリー・スコット(監督/プロデュース)

    1937年11月30日生まれ。イギリスBBC入社後、ドキュメンタリーやTVドラマの演出しキャリアを積む。その後制作会社を立ち上げ、数多くのCMを手掛ける。1977年、『デュエリスト/決闘者』で映画監督デビュー、同作でカンヌ国際映画祭にて新人監督賞を受賞する。SFホラー『エイリアン』(1979)が全世界で大ヒットし、活動拠点をハリウッドに移す。1982年にはSF映画の金字塔『ブレードランナー』を監督する。また、日本を舞台にマイケル・ダグラス、高倉健、松田優作らを起用した『ブラックレイン』(1989)、アカデミー賞®作品賞を受賞した『グラディエーター』(2000)などがある。その他、『グラディエーター』と『テルマ!ルイーズ』(1991)、『ブラックホーク・ダウン』(2001)ではアカデミー賞®監督賞にノミネートされた。その他、『ハンニバル』(2001)、『アメリカン・ギャングスター』(2007)、『ワールド・オブ・ライズ』(2008)、『オデッセイ』(2015)、『エイリアン:コヴェナント』(2017)など、80歳を超えた現在も精力的に活動している。本作ではゴールデン・グローブ賞監督賞にノミネートされた。弟の故トニー・スコットも映画監督。

    制作風景

    デヴィッド・スカルパ(脚本)

    『ラスト・キャッスル』(2002)、『地球が静止する日』(2008)で知られる。本作を含むスカルパによる3本の脚本が、ハリウッドの“ブラックリスト”(映画化前の優れた脚本リスト)入りを果たしている。

    ダリウス・ウォルスキー(撮影監督)

    ポーランド出身。大作を数多く手がける。リドリー・スコットとは『プロメテウス』(2012)、『悪の法則』(2013)、『エクソダス:神と王』(2014)、『オデッセイ』(2015)、『エイリアン:コヴェナント』(2017)、そして本作と立て続けに仕事をしている。リドリーの弟トニー・スコット監督『クリムゾン・タイド』(1995)の他、『ザ・メキシカン』(2001)、『パイレーツ・オブ・カリビアン』全シリーズ(2003、2006、2007、2011)、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007)、『イーグル・アイ』(2008)、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)などがある。

    ダニエル・ペンバートン(音楽)

    アイヴァー・ノヴェロ賞、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞のノミネート歴がある、現代劇を得意とする作曲家。代表作に『悪の法則』(2013)、『コードネームU.N.C.L.E.』(2015)、『スティーブ・ジョブズ』(2016)、『モリーズ・ゲーム』(2017)、次回作は『オーシャンズ8』(2018)。

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    PRODUCTION NOTE

    巨匠の心を動かした、秀逸な脚本
    公開直前、前代未聞の再撮影
    独自のアプローチでモデルに近づいたキャスト
    複数のテーマが交錯する面白さ
    ABOUT THE GETTY FAMILY

    先祖はスコットランド系の移民。弁護士ジョージ・ゲティとセアラの間に生まれたジャン・ポール・ゲティは裕福な幼少期を過ごす。父ジョージとともにゲティはオクラホマで石油会社を設立して大成功を収める。その後、一家はロサンゼルスへ移住。大恐慌で石油メジャーが安全策を取る最中、ゲティは逆に勝負を仕掛け大手の吸収により事業を拡大、中東への進出を図る。同じ頃、ナチに石油を売り込むためその高官と関係を築いたことでFBIにマークされることになる。第二次大戦後はゲティオイル社を設立、本格的に中東に手を広げる。1957年、フォーチュン誌が初めて発表したアメリカ人長者番付で1位を獲得、その後「世界一裕福な個人」として、ギネス認定もされた。有名なサザーランド公爵屋敷サットン・プレイスを買い、イギリスに生活拠点を移す。美術品の収集にも熱を入れた。

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    ゲティは生涯で5度結婚し、5人の息子(ジョージ、ジャン・ロナルド、ユージン、ゴードン、ティモシー)に恵まれるもそれぞれの妻との離婚調停で多額の慰謝料を要求された。ジョージは会社の経営権を引き継ぐも、ストレスにより自殺。ユージンは本作にも登場するジョン・ポール・ゲティ二世で、ゲティオイル社役員となるも赴任先の中東でドラッグ中毒となり、二世の2番目の妻で女優のタリサ・ポールは同じくドラッグ過剰摂取により死亡。ユージンの息子ジョン・ポール・ゲティ三世は1973年に誘拐される。その弟マークは、写真配信大手ゲッティイメージズの共同創業者。ゴードンの次男は2015年にハリウッドの自宅で原因不明の死を遂げる。ティモシーは脳腫瘍を患いわずか12歳で生涯を終えるが、ゲティはその葬儀にすら出なかった。三世の息子バルサザール・ゲティはハリウッドの俳優。

    ゲティは1953年に財団を設立。ゲティの死後、財団は全ての遺産を相続し彼が生前に集めた世界各国の美術品を展示するJ・ポール・ゲティ美術館を運営している。ロサンゼルスにある美術館はゲティ・センターとゲティ・ヴィラの2か所からなり、ロサンゼルスの観光名所となっている。